日付:2021年7月26日 

  第39回公演「さがしものはなんですか」のご挨拶文・他

 

中央

☆令和3年7月、上野ストアハウス、第39回公演「さがしものはなんですか」の舞台セット  

 
 
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     新型コロナ・ウィルス禍のなかで      菅間 勇
 
 
 コロナ禍のなか、ご来場くださいまして、誠にありがとうございます。
 
 芝居は、基本的には手作業でかつ集団作業が必要だから、街場の職人さんたちと同じような仕事だといってよい。街場の職人さんたちの仕事もきっとそうだろうが、わたしたちの稽古も感染防止対策が必須で、それは想像を超える労力を要するものだった。室内の徹底消毒、30分に一度の換気、とくにマスクやシードルを着けての稽古は、俳優さん、スタッフさんの心身に重い疲労を残した。作品より、作品成立に関わる経緯のほうがはるかに「劇的」であったという思いを深くしている。
 しかし、二年ぶりに俳優・演出が再会し、ワイワイ・がやがや・汗だくの初期の稽古はこのうえなく愉しく、わたしたちが稽古場での愉しさをそのままのかたちで作品として結実することを祈るような気持ちで稽古の日々を送りました。でも、台本・演出の力足らずで、それがとてもムリなことだと思い知り、なんとか芝居らしい体裁を整えることで精一杯だったというのが正直な感想です。得難い体験をしました。
 
左寄せの画像  今回の作品は、「光合成クラブ・Ⅱ」の再演に近いもので、NHKの「ドキュメント・72」の定点カメラのイメージをお借りし、夜の西日暮里公園の小さな広場にカメラを据え、広場に行き交う人びとを時間の流れに沿って描いたものです。それで芝居になるのかと問われれば、わたしは沈黙するしかありません。
 
 わたしたちは、なにか得体の知れない大きなものから追い立てられている鶏のような時間(極度な弛緩と凝縮の循環)のなかで現在を生きています。その何かを、わたしたちには、それはこういうことだと明示する力はありませんが、わたしたちの生活のなかに瞬間的に明滅する<愉しさ>と<哀しさ>の時間を描き出すことで、そのなにかに感性的に対峙したいと思い、芝居を作りました。ぐずってみたかったのです……、
 
 上演時間は約1時間23分です。どうぞ、ごゆっくりご観劇くださいませ! (^_^)/~
 
  本台本を書くにあたって、次の詩集・短歌集を引用させていただきました。
 
   ○山本かずこ詩集『恰も魂あるものの如く』より「みえないこえは きこえます」。
   ○谷川俊太郎詩集『定義』より「なんでもないものの尊厳」。同『女に』より「ここ」。
   ○菅谷規矩雄詩集『METS 84(Part1)』より。
   ○斎藤茂吉歌集『白桃』より。
 
 
 
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     観客の皆様にお送りしたDMの挨拶文    
 
 
 前略
 みなさま、お元気でしょうか。
 
 菅間馬鈴薯堂は、新型コロナ禍による昨年の公演断念以来、二年ぶりに稽古を再開し、同封いたしましたチラシのように39回公演『さがしものはなんですか ~ 光合成クラブⅢ 』(2021年7月7日(水)~11日(日)・上野ストアハウス)のご案内をお届けすることがようやくかないました。
 
 今回の公演は純粋な新作ではありません。三年ほど前に上演しました「光合成クラブⅡ」に登場した人物たちや場面が再登板しての半新作の作品となりました。
 芝居の舞台・場所と内容は、山手線西日暮里駅の横の道灌山にある西日暮里公園、時間はやはり先回同様の夜の10時過ぎ頃、その公園に集まってくる老若男女の愉しく、でもほんの少しだけ切実な、小さなエピソードの集成作品です。
 
 特に今回は、わたしたちにとっては初体験の、コロナ禍の中での感染防止対策にてんてこ舞いしたり、マスクやシールドを着用しながらの困難な稽古の日々を過ごしてきました。  けれども、二年ぶりに俳優・演出が再会し、ワイワイ・がやがや・汗だくの稽古が愉しく、わたしたちの愉しさがそのまま作品として実ることを祈るような日々を、過ごしてきました。わたしたちは、千秋楽まで新型コロナ感染拡大防止対策を徹底して行なってまいります。
 
 ご来場・ご観劇の際は、マスクの着用をお願いいたします。
 
 みなさまにおかれましても、コロナ禍の中でなにかとご苦労が多い日々かと思われますが、先ず体調を優先され、ご都合がつきましたら、ご来場の上、ご意見・ご感想をお聞かせ下さいますよう、お願い申し上げます。
 草々
2021年6月吉日   菅間馬鈴薯堂   + 荒川現代演劇フォーラム    
 
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     ≪ 観劇においでになるお客様へのお願い ≫    
 
 
ご来場時、観劇中も含めまして、お客様には全員、マスクの着用をお願いいたします。
咳エチケットをお守りくださいますよう、お願いいたします。
お体の調子が悪い方、体温が37.5℃以上の方はご来場をお控えください。
劇場ロビー入口でサーモグラフィカメラによる検温を実施しております。
 37.5℃以上の方は入場をお断りする場合がございます。
上野ストアハウスは全館機械換気装置で常に給気・排気が行われ ております。
  更に念のため、公演の前後には搬入口を開放して、大型サーキュレーターを使って換気 をしております。
通常は場内での飲食はお断りしておりますが、現在の状況下ではこまめな水分補給をお すすめします。蓋のできるペットボトルかマイボトルをご利用ください。
差し入れ、スタンド花は受け付けることができません。また、終演後の面会はできませんのでご了承ください。
 
 
上記の通り、上野ストアハウスの新型コロナウィルス感染症対策ガイドラインに沿っての公演となります。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
菅間馬鈴薯堂